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造骨治療
現在のインプラント治療は、インプラント体を顎の骨に埋入してオッセオインテグレーション(骨とインプラント体の結合)を起こすことが前提となります。そのため、インプラントを埋入するために必要な骨量が不十分だとインプラント治療ができない場合があります。
たとえば、上顎奥歯の骨がインプラントの穴を開けるのに適した厚さになっていない場合や、インプラントを埋め込むのに十分な骨の厚み・幅がない場合、歯槽骨が不十分な場合には、それを補う造骨治療を行います。

◎GBR法(骨再生誘導法)
GBR法は、骨の厚さが不足している場合に歯槽骨を再生させる治療方法です。歯槽骨が不足している部分に、細かく砕いた自家骨もしくは骨補填材を置き、その上にメンブレンという生体材料でできた専用の人工骨膜を置きます。歯肉などの柔らかい組織が混入しなくなるので、骨の再生が促進されます。個人差がありますが数ヶ月で歯槽骨が再生され、インプラントの安定性が確保されます。

◎エムドゲイン
エムドゲイン法は、歯周病などで歯周組織の失われた部分にエムドゲインゲルという歯周組織再生誘導材を塗ることで歯周組織の再生を誘導する方法です。エムドゲインゲルの主成分は子供の頃に歯が生えてくる際に重要な働きをするタンパク質の一種です。 手術部位にエムドゲインゲルを塗布することによって、失われた歯周組織の周囲に歯の発生過程に似た環境を再現し、初めて歯が生えたときと同じような強固な付着機能をもつ歯周組織の再生を促します。

◎サイナスリフト(上顎洞底挙上術)
上顎の骨のすぐ上には、上顎洞(サイナス)という穴があります。この空洞は上の奥歯を失ってしまうと下方に拡大していく傾向があり、同時に、失った歯の周囲の歯槽骨が吸収されていくので、歯槽骨の厚みが減少していきます。サイナスリフトはこのように上顎の骨の厚さが薄く、インプラントを埋入できない場合に上顎洞内に骨造成を行う方法です。 上顎洞の粘膜(シュナイダー膜)を上顎洞の底から剥離して持ち上げ、それによってできた隙間に自家骨や骨補填剤を移植することにより、上顎洞の底の部分の位置を上げ、インプラントを埋入できるだけの骨の厚みを確保します。


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